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胃がんリスク検診とは?

胃がんリスク検診とは?

採血で胃がん検診のイメージ

採血だけで胃がん検査が出来る「胃がんリスク検診」が注目されています。胃がんリスク検診は血液で行う検査のため、胃バリウム検査や内視鏡検査のような食事制限、下剤の服用、そして検査に伴う苦痛はありません。
「胃がんリスク検診」は胃バリウム検査よりも早期胃がんの発見率が高く、また、将来どれくらい胃がんになりやすいというリスクを明らかにする検査です。
その為、胃がんになるリスクが高い場合にはリスクを減らすための予防対策が可能になります。日本ヘリコバクター学会推奨の検査です。予約は必要ありません。お気軽にご相談下さい。

胃がんリスク検診の結果について

胃がんリスク検診は、血清ペプシノーゲンとヘリコバクター・ピロリ抗体を測定し、胃がんの高リスク病変である萎縮性胃炎患者とヘリコバクター・ピロリ感染者を割り出し、胃がんのリスクに応じて内視鏡検査の頻度を変える方法です。ペプシノーゲン検査の結果とヘリコバクター・ピロリ抗体の組み合わせから、胃がんのリスクを次の4群に分けています。

A群: ピロリ菌陰性でペプシノーゲン検査が正常(PGI/II比>3)の方。ピロリ菌感染が無く胃粘膜の萎縮がない状態です。胃がんの発生するリスクはほとんどありません。胃内視鏡は5年ごとに受けることが推奨されています。
B群: ピロリ菌陽性でペプシノーゲン検査が正常(PGI/II比>3)の方。ピロリ菌感染がありますが胃粘膜の萎縮が進んでいない状態です。胃がんの発生率は一年間で1,000人に1人です。胃内視鏡を3年ごとに受けることが推奨されています。
C群: ピロリ菌陽性でペプシノーゲン検査が陽性(PGI≦70かつPGI/II比≦3)の方。ピロリ菌感染があり胃粘膜の萎縮が進んでいる状態。胃がんの発生率は一年間で400人に1人です。胃内視鏡を2年ごとに受けることが推奨されています。
D群: ピロリ菌陰性でペプシノーゲン検査が陽性(PGI≦70かつPGI/II比≦3)の方。この群は、胃粘膜の萎縮が進んでピロリ菌がすめなくなったためにピロリ菌抗体価が陰転したグループで、最も胃がんのリスクが高い状態です。胃がんの発生率は一年間で80人に1人です。胃内視鏡を毎年受けることが推奨されています。

ピロリ菌

ピロリ菌は胃の粘膜の中にいて胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを起こする細菌です。日本人は40歳以上では約80%の人がピロリ菌に感染しています。再発を繰り返えす難治性の胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になり、ピロリ菌の除菌でこれらの難治性潰瘍が治ることが知られています。また、ピロリ菌の除菌が胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの治療としてだけでなく、胃癌の予防につながることが注目されています。胃癌による死亡は年5万人にものぼりますが、この胃癌になるリスクはピロリ菌の除菌によって3分の1になることが明らかにされています。

ペプシノーゲン検査

ペプシノーゲン検査(ペプシノーゲン法)とは採血のみで簡便に行える胃癌の早期発見を目的とした検査法です。ペプシノーゲン検査は、血液中のペプシノーゲンを測定し、胃癌危険群である進展した萎縮性胃炎を見つけ、胃癌の早期発見を目的として開発された検査法です。
胃二重造影検査(バリウム検査)とは異なり、採血のみで簡便に検査が行えます。また、胃癌の危険因子である「進展した萎縮性胃炎」という前癌病変をスクリーニング出来る点でもすぐれた検査です。
この検査で測定するペプシノーゲンは胃で特異的に産生されるたんぱく分解酵素「ペプシン」の前駆体です。ペプシノーゲンには2種類のサブタイプ、ペプシノーゲンI(PGI)IとペプシノーゲンII(PGII)が存在し、PGIは胃底腺領域で産生され、PGIIは胃粘膜全体で産生されます。血清ペプシノーゲン値は幽門線側から口側に進展する胃粘膜の萎縮性変化を反映して低下します。
PGI値およびPGI/II比(PGIとPGIIの比)を指標として、胃癌危険群である進展した萎縮性胃炎を同定し、胃癌検診に開発されたのがペプシノーゲン法です。ペプシノーゲン法では、胃癌症例群と健常対象者群を比較検討した結果から、PGIが70ng/dl以下かつPGI/II比3以下が胃癌スクリーニングの基準となっています。

胃がんリスク検診費用:7000円 (税抜き)