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腫瘍マーカー検診

腫瘍マーカー検診(腫瘍マーカードック)とは?

腫瘍マーカードックのイメージ 腫瘍マーカードックは、採血と検尿でできる「がんの検診」です。 体内に悪性腫瘍(がん)ができると、健康なときにはほとんど見られない特殊な物質が血液中や尿中に出現してきます。この物質はがん細胞によって作られているため腫瘍マーカーと呼ばれて、「がん」の目印として臨床検査で用いられています。
通常、検診で測定する腫瘍マーカーは数種類に限られていますが、当院の腫瘍マーカードックでは15種類以上の腫瘍マーカーを同時に測定し、その測定結果について詳しいコンサルテーションを行っています。また、腫瘍マーカードックは画像診断を用いた「がん検診」とは異なり、数分の採血と検尿で検査は全て終わります。食事の制限、放射線の暴露、内視鏡のような苦痛もありません。
以下の検査は、すべて採血と尿検査で行います。

体内に腫瘍ができると、腫瘍が産生する特殊な物質が血液中や尿中に出現してきます。この物質を腫瘍マーカーといいます。特に、悪性の腫瘍では、腫瘍が大きくなると、大量につくられ、健康なときにはほとんど見られない腫瘍マーカーが、血液や尿で検出されるようになります。このため、腫瘍マーカーは悪性の腫瘍、すなわち、「がん」の目印になると考えられています。
「腫瘍マーカー検診」では血液や尿を検体として、がん細胞が産生する複数の腫瘍マーカーを測定します。そして、測定結果をそれぞれの腫瘍マーカーの「基準値」と比較して陰性あるいは陽性の判定をします。

臓器別腫瘍マーカーの例

ここで是非理解しておきたい重要なことは、腫瘍マーカーの測定値には個人差があるということです。腫瘍マーカーの基準値(正常値)は、健常人集団の95%が当てはまる数値に設定されているため、健康なひとであっても、集団の5%は基準値から外れた値を示します。すなわち、腫瘍マーカーの測定結果は、健康人でも、個人によっては、基準値より高い値を示す人もいるということになります。また、逆にもともと腫瘍マーカー値が低いひとは、悪性腫瘍ができても、腫瘍マーカー値が基準値を超えないこともあります。
したがって、腫瘍マーカーは、ある時期のワンポイントの検査結果をもとに全てを判断するより、複数の腫瘍マーカーを毎年経時的に測定・追跡することで、より高い確率で悪性腫瘍をスクリーニングすることが可能になります。これが腫瘍マーカー検診の重要性と言えます。

例えば、2人の患者様(○○太郎様と△△次郎様)の前立腺癌の腫瘍マーカー(PSA)を比較した場合に、2人とも検査値は正常範囲内ですが、○○太郎様の場合は、経時的に観察したPSA値の上昇速度が速いため、注意が必要です。一方、△△次郎様は基準値内で高値を示していますが、経時的な上昇が認められませんので、あまり心配はないと言えます。すなわち、検査値の微妙な変化を半年あるいは1年ごとに経時的に検査することにより、早期に異常を発見出来る可能性が高まります。

腫瘍マーカー検診費用 : 30,000円(税別)
※オプション項目を1つ追加ごとに 3,000円(税別)

PSA値(基準値:4.0以下) 1年目 2年目 3年目
○○太郎様 0.5 2.5 3.9
△△次郎様  3.9 3.5 3.5

腫瘍マーカードック:標準検査項目

基本検査項目 男女共通 CEA 結腸がん・胃がん・膵がん・肺腺がん・甲状腺がん・生殖器がん・乳がん・肝内胆管がん・胆のうがん・胆道がん・膀胱がん・食道がん・大腸がん
AFP 肝細胞がん・ヨーサック腫瘍・肝炎・肝硬変・睾丸がん・胃がん
CA19-9 膵がん・胆のうがん・胆管がん・胃がん・大腸がん・肺がん・卵巣がん
DUPAN-2 膵ガン・胆道系のがん・肝がん
エスターゼ1 膵がん
シフラ(CYFRA) 肺小細胞がん・肺線がん・肺扁平上皮がん・乳がん・卵巣がん
NSE(神経特異エノラーゼ) 肺小細胞がん・神経芽細胞腫・甲状腺髄様がん
ProGRP 肺小細胞がん
SCC 肺の扁平上皮がん・子宮頸管部の扁平上皮がん・皮膚がん・食道がん・胃がん・外陰がん・膣扁平上皮がん
SLX(シアリルSSEA-1) 慢性リンパ性白血病・肺腺がんや膵臓腺がん・卵巣がん
TPA 胃がん・大腸がん・肝細胞がん・膵がん・乳がん・肺がん・生殖器がん・胃潰瘍・慢性肝炎・膀胱がん・食道がん・子宮内膜がん・子宮頸部がん
尿中NMP22 膀胱がん
抗p53抗体 食道がん・乳がん・大腸がん
男性 PSA 前立腺がん
γ-セミノプロテイン 前立腺がん
女性 CA125 卵巣がん・子宮内膜がん
CA15-3 乳がん

腫瘍マーカードック:オプション検査項目

オプシ
ョン項目
BFP 腎がん・睾丸がん
AFPレクチン分画 肝細胞がん・肝硬変
PIVKA-II 肝細胞がん
Span-1抗原 膵がん・肝細胞がん・胆道がん・肝内胆管がん・大腸がん・慢性膵炎
BCA225 乳がん
STN 食道がん・卵巣がん乳がん
GAT 卵巣がん
CA602 卵巣がん・子宮体がん・肝細胞がん・胆道がん・膵がん・子宮内膜症・腹膜炎・胸膜炎
CA546 卵巣がん(特にムチン性腺がん)・子宮頚がん・胃がん・胆道がん・膵がん
CA72-4 大腸がん・卵巣がん
NCC-ST-439 乳がん
PSA-F/T比 前立腺がん
PSA-ACT 前立腺がん
PAP 前立腺がん
TK活性 血液系の悪性腫瘍・ウイルス感染症
ICTP 転移性骨腫瘍(乳がん・前立腺がん・肺がん)
sIL-2R 造血器悪性腫瘍・ウイルス感染・リウマチ等